「写楽考」(2005年8月31日マチネ)『写楽考』 出演:写楽(伊之)/高橋和也、歌麿(勇介)/小林高鹿、お米/田中美里、十辺舎一九/山路和弘、他 北千住1010シアター 8月31日(水)マチネ 1010席安い!!1010円という夢のような席で見ました。 2階3列目、なのにすごいがら空きで、1、2列目誰もいなくて詰めて座っちゃってる人もいましたけど、私は真面目に最後まで自分の席で観劇!(笑) でも普通なら5000円くらいする席ですからねぇ、かなりスバラシイです!1010シアター☆☆ あとプログラムが演劇のプログラムとは思えないほど安い800円!まぁそれ程度の内容でしたけど・・。 さてさて、『写楽考』。ん~・・まぁまぁ?面白かったっちゃあ面白かったんですけど。 特に山路さんとか、または山路さんとか。(笑)山路さんは終始笑いを取ってて、ときどきシリアスになるシーンは、そのギャップがよく出ていて、明るく言いつつ目が笑ってない感じが恐かったなぁ。 なんだかんだで、山路さん演ずる十辺舎一九が一番腹の内が見えなかったというか。。 その点、写楽は1幕ははっちゃけて、喜怒の感情、2幕は一変してどよんと沈んでて哀楽の感情。 だけど一貫して変わらないのは、見たまんま、これが写楽だということ、かな。 本能のまま生きて、結果回りの人間を散々振り回して死んでいった。 ラストそのことに自分で気が付いて反省するだけマシかな? 高橋和也さんは以前ビデオ借りて『三人吉三』を見ましたが、時代劇似合いますね~!っていうか現代劇であまり見たくないお顔・・(爆) ストーリーが、途中ちょっとだらけるところがいくつかありまして、正直、眠くなりました(;^_^A 写楽一人で延々喋ってるシーンとか、あとイッセー尾形さんが映像で後世写楽について語っているいろんな人の役で出てくるシーンとか。 モノマネみたく喋るのはいいけど、かなり聞き取りにくかったですね。。 で、この舞台見に行こうと思ったきっかけ、歌麿役の小林高鹿さん!! 本当は『R&J』で初見したかったんですけど叶いませんでしたので、今回『R&J』とは180度違う時代劇で高鹿さん初見となりました☆カツラですんで真の格好良さはまだまだ未開拓でしたが、イイ!! いや~りりしくて格好よかったなぁ♪ 写楽とは対照的な役で、腹に一物抱えてる優等生タイプ。 でも冷酷な笑みを浮かべてひどい事やったり言ったりしてるけど、内心は一 番臆病者なんじゃないかなぁ? 写楽の才能を一番知っているのは歌麿かも。。 でもプライド高いから認めようとしないんだよねぇ~。 歌麿は口では「世の中うまく生きろ」みたいなこと言ってるけど、自分も相当不器用で淋しい人だなって思いました。 そこんとこを表情や声色で表現してた高鹿さん、素敵!江戸弁で難しいのに括舌すごく良かったし! 今度是非また高鹿さんの舞台見に行きたい!!っつーかライフに客演してくんないかな・・☆ 一番の被害者・お米役の田中美里はさすがに上手かったなぁ。。 最初声が甲高くてちょっとムカつく(笑)女中の小娘で、ちょっと作りすぎてない?って思いましたが、これが計算ずくだったとは!! 後半の狂いかけた(?)感じは、最初あれ位のテンションの方がメリハリ効いて際立ちますね! とにかく1010円分は充分楽しんだかな♪ ジャンル別一覧
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